ThinkLog

僕達が出したセレクションは 曖昧なOver pains day

天竺生地 Vol.7 観た(1/13 1・2・3部)

新年一発目エチュード3本勝負、面白かった〜!


 大晦日に突然告知が回ってきた。たろちゃんのトークショーが終わってから何も予定なく虚無ってた中、年越し直前にこんなに嬉しいお知らせが来るとは。金払って推しのエチュード見れるんですか!?サイコーでは!?!?

※この感想文は基本的に敬称略でお送りします

チケット

 S席(最前)・A席(2列目)・一般席、の3種。S・Aには特典チェキ付き。キャスト別申し込みフォームから申し込み、単番・2連で選べる。
 もちろんSかAを狙うところだけど、まじで瞬殺だった。申込当日ちょうど高校時代の友人たちと宅飲みしてたので手伝ってもらったけど、それでもS席なんて存在しなかったよ。各位、手伝ってくれて本当にありがとうございました。
 言うてもキャパ120なので、一般席でも全然近いしよく見える。よっぽど壇上でベイブレードでもしなければ大丈夫
 告知画像に「ご予約後の変更、キャンセル不可」とあるものの、予約後メール内で「予約重複時は制作部までお早めにご連絡下さい」とあったので、重複したら自力で譲渡出すよりきちんとキャンセル連絡した方が良いみたい。重複(キャンセル)前提で申し込むな、ということかと。
 当日受付時に名前を伝えてチケットと事前予約物販チェキを受け取り、現金精算。ここ一年で一番現金使った。その後チェキ撮影会予約券も現金決済なので、いっぱい写真が欲しいほどいっぱい現金がいる。

会場

 バルスタジオ(高島平)。都営三田線高島平駅からアクセス良好。まあ、私は成増からバスで来て歩いて帰りましたが……。
 会場はB2Fなので階段を下る下る。そして、下るとスマホが圏外になる。予約メール画面は地上にいるうちに開いておいた方がいい。

公演

 天竺のお二人の前説の後、一人ずつ名前を呼ばれて一言コメントと共に登場。皆メンカラジャージなので分かりやすくて助かる。
 全員でオープニングトーク後お題発表、約30分エチュード(即興劇)をした後、MVPを観客・キャストの投票で決定する。

1部:半知半解の回

 半分台本あり、半分アドリブの回、だけどほぼ台本通りじゃなかったらしい。ざっくりとした話は、様々な忍者が一同に会するが、その目的は一体……?という感じ。初回だったし、個人紹介的な側面もあったのかな?
 個人的MVPはこゆり(幸野ゆりあ)ちゃん。即興劇初めて……って挨拶で言ってたのに、大事なところで全体の話の流れの変化点作っててすごかった。序盤の登場の時点で周りに影響与えてたし(しんじ(大澤信児)の「ガチじゃん……」が素のリアクションだったぽくてアフタートークで笑った)、大オチは除くけど全体的に本筋に絡んでいて、ちゃんと流れ作ってるな〜って印象だった。しゅん(安部瞬)の入れ替わりの術のとき角に腕ぶつけてたの大丈夫だったかな……。
 皆それぞれ個性的な忍者を名乗るんだけど、レオン(寺島レオン)のぬいぬい忍者がまあ、見事な可愛さで凄かった。赤ちゃんみたい……黄色のメンカラなのも相まって、借りてきた錦戸亮みたいな可愛さだな……とか思った。終盤人格総入れ替えになったとき、取り合いになるくらいキャラ作りがしっかりしてた。まじでキャラ作りが上手い。
 そういえばオープニングトークでともろー(吉田共朗)とレオンは共演したことがあるんだよね?って話振られて、そうなんですよ〜この前運動会でね、って話してる間壇上が「(運動会……??)」って空気になってた*1し、しゅーと(鷲尾修斗)が「その歳で!?」って突っ込んでて笑った。
 オープニング出てきた時点でジャージの裾インしてて強烈だったズドンさん、まあたぶん確実にやべーことしてくるんだろうな〜と期待してたけど期待通りだった。ただそれに乗っかっていけるしゅーともすげえ。ズドンさんがぶっ飛んだことしてくるのは、まあ最初から私の中でも期待水準を高めに設定して迎えてるから納得できるんだけど、しゅーと、もはや怖い。なん……何?
 最後にしゅーとがいっせー(小俣一生)を壁パネルに磔にしててやばかった。電動ホチキスで。皆を催眠術で眠らせていく中、最後に取り残されたいっせーの顔で座組の雰囲気が察されて面白かった。俺かよ……と言わんばかりで……。かわいい。

2部:二者択一の回

 「桃太郎」「白雪姫」どちらかのその後の話。二択は観客の投票の結果、白雪姫に。今回から衣装・小道具が解禁。
 オープニングトークでレオンの単位がやばいらしい話。学生さんだったんだ……一旦現実は忘れて頑張ります!て吹っ切れた結果、めちゃくちゃ成果出た回だったからなんか、よかったね……。
 個人的MVPはレオン……とめちゃくちゃ迷ってしゅん。1部の入れ替わりの術から引き続き、「白雪姫と中身が入れ替わってしまった、真の白雪姫」として登場。熱演っぷりが凄かった、てか1部からだけどぶりっ子仕草?が板についている……。
白雪姫演じるこゆりに「どっちが本物の白雪姫か確かめよう」と振るも、それに「鏡の精に聞こう」と対応するこゆりもお見事。何度も繰り返すうちに、折りたたみ鏡でお伺い→自撮りポーズ→鏡の精(最前客)のジャッジ、って怒涛の小ボケコンボが形成されていって面白かった。ライブ感。
 繰り返しで面白くする、って手法が光っていたのが、それこそレオンの「「小五のユージ!?」」のくだり。もちろん登場時点の掴みもバッチリだけど、いっせーズドンさんが何度も繰り返すことで印象が増してて、やっぱやべーよな!?っていう場全体の共通認識を作る演出になっていた。
開幕前にこのむさん(斎藤このむ)りくさん(緑川睦)が「(今回のメンバーは)みんなボケたがる、ボケ・ツッコミ・バランサーが必要」って話していたのが印象的で、振り返れば小五のユージも天丼ツッコミがあったからこそ際立ってた。
 登場時のパンチで言えば、しんじの猫、ともろーの助っ人外国人門番、しゅーとの警察官、ズドンさんの妖精?も強かった。衣装小道具解禁の力。
 話を進める主体性が強いな〜と感じたのがしゅんとズドンさんに対し、場に爆弾投入して反応変化を狙ってそうだったのがしゅーととレオンだった。しゅーとに至っては、開幕YouTubeで白雪姫朗読を流す→ハケてから全然出てこない、で終盤までずっと場に「王子で来るだろう」と共通認識を持たせて焦らした上で、最後に全然違うキャラで出てくるという破天荒ぶり。筋書きも一切ないためか、本筋への関わり方にだいぶ差が出てきて面白かった。

3部:取捨選択の回

 観客が書いた「あらすじ」「結末」を一枚ずつ引き、その通りの話を即興で演じる。引かれたお題は↓
あらすじ:各分野の天才揃いの兄弟たちが遺産争いをする
結末:みんなで手を繋ぐ
 開幕しんじが上裸で戦闘してた。脱げるってすげ〜。
病床に伏している父?長男?のしゅーと、フリーダム大ボケとツッコミを兼任してた。ツッコミ役待ちっぽかったけど、この布陣はね〜しゅーとがツッコまざるを得ないと思う。途中で恵方巻き食べ始めたのはまじで謎タイムだった。まあ、黙って食べなきゃだし……。
 役得?だったのはこゆりちゃん。登場めちゃめちゃかわいくて思わず、お、おねえさま……♡♡て思ったけど、本編の半分以上が兄弟順序論争だった中、唯一の女子=長女確定、ってところが美味しかった。例え末子でも「長女」だもんな……。でも、精神年齢的に、おねえさまだと思います。
 今回のメインコンテンツだった兄弟順序論争、さすがにだいぶ尺取りすぎててダレるな……て印象だった。それくらい袖で決めてきてよ……というツッコミ(言ったのってこゆりちゃんだったっけ?)もごもっとも。末っ子枠が取り合いになるのは予想通りだけど、三男枠も取り合いになったのは意外だった。後半登場だったからか、中間あたりを狙いに行ったともろーは賢かったな。
 主体的に話を進めていたのは今回もしゅん。赤フチメガネのインテリ……てよりはギークって感じのキャラ。いや〜明るい髪色と赤メガネってアイコン性が高いなあ!って感嘆してたら喋り方まで仕上がってた。喋り方はDaiGoをイメージしてたらしいけど、私の職場の先輩に似ててちょっと……キツ……てちょっぴり引いた。いや、引くほどのキャラを即興で作れるってすごいわ。
三男ミドリが取ってたメモ↓


 もう一人の「主体的に話を進められる」枠のズドンさんは……何だろあれ?陸上ユニフォーム?姿に赤白帽?で出てきた。これ、オープニング登場時のコメント「赤白帽のゴム噛んじゃうよね」みたいに言ってたやつ伏線だった?見て真っ先に思い出したのそれだった。回を重ねて場が温まってきたからか最後だからか、しんじとズドンさんとで肌色面積多かったな……。寝てるしゅーとに一番近いのがその二人で、しゅーとが「嫌な光景」みたく表現してた。まあやっぱ、脱げるって強いなあ。
 今回初めて予鈴が鳴った。順番争いで時間取ったから致し方ないけど、やっぱもうちょっと本筋っぽい遺産争い見たかったな~とは思った。とはいえ、予鈴が鳴ってからの緊張感……というか、何とか風呂敷畳まなきゃ……感もそれはそれで面白かった。ズドンさん主導でみんな泣き泣き感動エンドに方向転換したのは、まあ~点数稼ぎやね~って分かりやすかったな。
 今回のMVPは……ズドンさんかな。やっぱ(力技ででも)〆る方向に話進めたのは加点すべきだと思う。

まとめ

 鑑賞にあたってはやはり、「商業的なエチュードってどんなもんなんだろう」っていう期待と不安が強かった。
学生時代に演劇部だったので、今までエチュード鑑賞する場合はその後自分もやらなければいけないことばかりだったため、今回金払って自分は完全安全圏から他人のエチュードを見れる、ってのはだいぶ気楽で楽しかった。むしろ、金払って見るプロのエチュードって、やっぱ死オチとか爆発オチとかないよね!?って期待してた。結果は、どっちもあった。笑
 やはり、話を確実に進めまとめあげるためには「ボケ・ツッコミ・バランサー」がそれぞれ必要なのだと強く感じた。即興で強いキャラを作り出すのが第一段階としたら、主体的に物語をメイクしていけるのが第二段階。へぇ〜上手い人って即興でもこうやって話進めていくんだ……って感嘆したし、逆にプロがやっても巻きで無理やりオチつけることあるんだwwwって(勝手に)懐かしい気持ちになったりした。
 エチュードのあの独特の緊張感、やっぱ面白いよな〜。久々に感じた。
てか純粋に手放しで面白い!楽しい!って楽しめたのは自分がケガしなくていいからなんだよなあ!!本当に、皆様お疲れ様でした。良いもの見せていただきました。



✄----------以下はオタクの人格---------‐✄



共朗って本当にカワイイ!!!!!!!!!!
 1部で観客投票していくとき、「○○が一番良かった方〜」って順番に呼ばれてたのに、共朗だけ「ともろーが一番 可愛かった方〜」って呼ばれてて!!!壇上の演者も何人か手挙げるし!!!こんなにカワイイを肯定されていいんですか!?!?私が勝手に幸せになっちゃった…………。
オープニングトーク時とかに「カワイイ〜!」って言われたときの応対が、照れも出さずありがと〜ってお手振りしてくれるってのが……さすがというか……こっちもありがとうだよ……。
 エチュード本編であまり前出ていかないのは、私もこんな感じだったな……わーどうしよどうしよ、って様子見ちゃう感じの……。でも2幕の助っ人外国人傭兵はだいぶツボだったからもっと活躍してほしかったな。もう持ちネタにしていいよ。
並び順得だったのかもだけど、出てくるときのしゅーとのボケを天丼してくれたり、スタンバイ開始時にずっとしゅーとと話しててハケないのとか、ノリが良いというか付き合いが良いよな……って気に入ってたんだけど、この前のキャストサイズニュースでもたろちゃんの出ボケを天丼しててサイコーだった。
 終演後にツーショ撮れたんだけど、いや〜〜〜なんか、楽しかった。ほんと。接触ド下手くそオタクだから当日まで撮るか悩んでたんだけど、結局複数枚撮ってた……複数枚撮ると待つ間ちょっと話せることが分かったので……。
最初はほんと何話せばいいの!?わかんないこわい……てめちゃくちゃ緊張したけど1回撮ったら緊張ほぐれた。3部終わりにはポーズの相談できるくらいにまでなった……すご。ちゃんと目見て話してくれて、まじで、イイヤツだった…………ときめくというか(ときめいてるけど)心が綺麗になった……かわいすぎる…………もしかしたら これって “愛”……?
 接触でめろめろになり、フォロワーとも語り合い、現地で出会ったオタクたちにも良くしてもらい、めっちゃ楽しかった。共朗かわいいよ〜〜を語り合える、共有できる人たちが集ってる空間がまず多幸感でいっぱいだったので、やっぱこれはバーイベするしかないよ。

*1:そもそも4th室町くんと新真田はちょっぴり時空が違うし……まじで絡みが運動会しかないもんな。逆に何だったんだよ運動会